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ハイヒール
 

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先日の藝大先端2012で展示しました『ハイヒール』です。

震災の影響で傾いてしまったアパートから引越して約半年、
これまでの作品に埋め尽くされ、だんだんと私の匂いがしみついてきたアパートの寝室です。

撮影に使用したカメラは大切な先輩K氏からお借りしたmamiya645。
初めての中判カメラの取り扱いに、最初は戸惑いましたが、素敵な写真が撮れました。

ママからもらった猫の人形にピントを合わせ、私とバトンタッチ。
レリーズとタイマーを使って息を止め3秒。
夜明けとともに撮影を始め、朝の光が昼に変わる前に早着替え…


以下、藝大先端2012カタログより。

 子供がお母さんのぶかぶかなハイヒールをひっかけて、歩く。
 理想を抱く自由を、すべての人に。

 もちろん、ハイヒールなんて履けなくても、履きたくなくてもいいのです。

 それはハイヒールだけではなく、サンダルでも、ローファーでも、
 スカートを穿くことでも、自立してトイレに行くこと、
 お風呂に入ることでも言えることです。

 ですが現在の日本における義肢装具をとりまく環境には、
 その選択肢を持つことすらできない現状があります。
 薬は苦いもの、かもしれません。歩ければそれで十分、なのかもしれません。

 私は9歳の時に両足を切断し、以後義足を使用して歩いています。
 骨の成長を止める手術をした右足は、9歳の時のまま、変わらず細く小さいです。
 当時憧れていた、ブラウン管の中にいるアイドルや、
 アニメのヒロインが履くハイヒールを待っているように見えます。

 そして2011年、ハイヒールを履くための義足『hi-style』をアメリカから取り寄せ、
 人生で初めて、ハイヒールを履いて歩くことが出来ました。

 手の届かない、ずっと先にあった踵の高い靴。
 手すりづたいの頼りない第一歩目は、
 ほんの十数センチ目線が高くなった私に、
 どこまででも歩いていけるような自信を与えました。
 この気持ちを、作品『ハイヒール』に込められたらと思っています。


こんな気持ちを込めて撮った、初めてのセルフポートレートです。

『義足でハイヒールを履くこととは?』というスタートは、ハイヒールだけではない『選択することの自由』に行きつきました。
制作も、活動もすべてまとめて『ハイヒールプロジェクト』として、今後とも続けられたらと思います。


この撮影、また、ハイヒールプロジェクトを進めるにあたって、
お世話になった先生、先輩、友人に感謝の気持ちを込めて。

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